カリフォルニアってどんな所?
アメリカ人の男性と結婚しカリフォルニアで生活しているシャイロさんが、現地の様子を紹介します。

これだけは慣れないアメリカの公衆トイレ

2015/12/21

アメリカの公衆トイレ

アメリカの公衆トイレ

アメリカに来てからというもの、日本のある物が恋しいのです。こちらに引っ越して来てから半年以上が経ちますが、未だにアメリカのアレには抵抗があるのです。さて、そのアレとは何だと思いますか?

答えは、"公衆トイレ"なんです。

アメリカへ旅行された方なら、誰もが不快に感じた経験があるのではないでしょうか。分からない方の為に説明しますと、アメリカのトイレには日本人が不快に感じるいくつかの点があります。

1.トイレのドアは足下が開いている。

そうなんです。アメリカではトイレのドアの下部が開いていて、足が見えるようになっているのです。ですから用を済ませていると、隣のドアから「素敵なブーツね。」なんて話しかけられることもしょっちゅう・・・。この起源は、ドラッグやレイプなどの犯罪防止のためだと聞いた事がありますが・・・。

2.トイレの鍵の部分に隙間がある。

アメリカのトイレは、鍵をかけても隙間から見えてしまうんです。内側からも、外側からも人がいるのが見えますし、プライバシーゼロなんです。私としては、これが一番不快に感じます。

3.トイレの便座は本当に汚い。

日本の便座は世界でもトップクラスで、海外から注目を集めていますよね。ウォシュレット機能や、抗菌機能、温熱機能などなど、本当に快適に使用出来る要素が詰まっています。日本のトイレには必ず殺菌用のシートやジェルが備え付けられていますが、アメリカでは便座シートが備え付けられています。この便座シート無しでは、怖くて座る事が出来ません。

4.トイレットペーパーの使い勝手の悪さ。

日本のトイレットペーパーは品質もいいですが、とても利用しやすいように設置されていますから、ペーパーが綺麗に平行に取り出せます。アメリカのトイレットペーパーの多くは、丸形のホルダーに大きなロールが入っていますので、ペーパーを引くとかなりの重量があり簡単に千切れてしまいます。凄くゆっくり慎重に引っ張ると上手くいきますが、日本の物と比べるとかなりの使い勝手の悪さです。

以上が、私が特に不快に感じるアメリカの公衆トイレでしたが、高級デパートやホテルなどのトイレは、女性に嬉しいパウダールームなどもあり、色合いもモダンで上品な雰囲気に統一されている所が多く、公衆トイレとは打って変わってとても美しいです。

良く外国人が日本に観光に来て驚く事の上位に、"トイレ"が挙げられていますが、海外に移住してみてその意味がとても良くわかりました。つくづく日本のトイレは素晴らしいと感動してしまうのでした。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。