カリフォルニアってどんな所?
アメリカ人の男性と結婚しカリフォルニアで生活しているシャイロさんが、現地の様子を紹介します。

ちょっと心配になる風邪薬

2015/12/16

やっぱり人間、健康が一番ですよね。いざ病気になったり大切な人の不幸に直面すると、健康である事が一番幸せだと身にしみることがあります。

アメリカへの引っ越しが決まった時、私の両親が一番心配していたのが、やはり健康面でした。アメリカ人は、よほどの事が無い限り病院へは行かないと聞いていましたので、医療制度の事など不安が襲いました。

とは言っても、どんなに気をつけていても風邪を引いたり、お腹を壊してしまったり、頭痛がしたり。生きていれば何かと身体の不具合が出てくるのが当たり前です。つい最近、私も風邪を引いてしまいました。ちょうど日本から持って来た薬も底を着き始め、近くのお店へ薬を買いに行ったのですが・・・。

アメリカでは、スーパーにも食品を買う様な感覚で薬が売られています。棚ぎっしりに売られている薬は、どれが効くのか、自分に合うのかさっぱり分かりません。薬局などには薬剤師さんも常在しているのですが、スーパーに在る薬剤コーナーの場合は、薬剤師さんが不在の場合が多いです。運良く尋ねる事が出来ても、適当な回答が返ってくる事が多いのです。

それにしても、アメリカでは薬もカラフルです。風邪シロップなどは、赤や黄色、みどり、オレンジなどの色々な色があり、正直言って気持ち悪いです。薬と言うよりは、毒?という感じです。そして、ラムネの様にカラフルな子供用の薬。「これ、本当に大丈夫?」と疑ってしまうようなものばかりです。結局、何も買わずに自力で治す事にしました。

日本に観光にくる外国人に人気のお土産の一つに、"パブロン ゴールド"があります。実は、私も日本で生活をしていた時には愛飲していました。私にはとても合っていて、風邪を引いても、これを飲めばバッチリでした。外国の方からも日本の薬剤は信頼度が高いらしく、中でもパブロンは良く効く事で人気を集めているそうですよ。

アメリカの薬は、作用が強すぎると聞いた事があります。「凄く効果があると思って飲んでいた薬が麻薬入りだった。」なんていう話もここでは良く耳にします。私には、やっぱり幼い頃から飲んでいた日本の薬が一番だと思います。

まだまだ寒い季節が続きますが、みなさん今日も健康第一に頑張って行きましょうね。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。