カリフォルニアってどんな所?
アメリカ人の男性と結婚しカリフォルニアで生活しているシャイロさんが、現地の様子を紹介します。

日本人が拘りすぎるあることって?!

2015/12/10

アメリカで生活していて、気がついたことがあります。それは、ここでは年齢はあまり問題ではないということです。以前にもお話しましたが、私の主人は30代で大学に通っていますし、私自身が通っている学校にも40代〜60代であろう生徒さんを多く見かけます。ですが、年齢自体は然程重要ではないのがこの国です。

日本では、何かと年齢に拘っていたような気がします。自己紹介をするときも「お幾つなんですか?」と尋ねられたり、同じ世代だと分かれば仲良くしてもらえるのに、全くの違う世代の方々とは交流を持たなかったりと、アメリカから比べれば年齢によって差別される場面が多かった気がします。相手より一つ年が離れているだけでも、言葉遣いに迷い敬語を使ったり、名前の呼び方に悩んだり、日本では自由に人付き合いができない事もしばしばありました。

ここアメリカはというと、年齢に関係なく名前で呼び合うことのできる、友達同士でハグやキスをし合う、そんなフレンドリーな所です。誰かに年齢を尋ねたことはありませんし、尋ねられたこともありませんので、私の仲良くしている友人が実際にいくつなのかは分かりません。ですが、正直そんなことは関係ありません。趣味や関心事が同じで、心が通じ合っていれば全く問題にはならないからです。

アメリカには、様々な人種で溢れていますし、私の友人も色々な国の出身です。その国によっては、聞けばタブーになることもありますし、育った文化が違うので、本人から話さない限りはこちらからプライベートな事を質問することはありません。一度アフリカの友人に、両親の事を尋ねて失敗した経験があります。何しろ彼女のご両親は、射殺されていたのですから。

アメリカで生活していると、日本では当たり前のように大切だと思っていた様なことが、まるで大したことではなくなります。こちらの方が人間関係を育みやすいのが事実かもしれません。もっと沢山の国の友人を持ち、色々な国のことを知ってみたいですね。

関連記事
ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。