明日、地球が終わるなら、今日何をする
いずれ来るかもしれない地球最後の日。こんな日は何をするだろう?

明日、地球が終わるなら、今日何をする/結局何もしないで終わるんじゃないかと思う、人類最期の日

2010/09/30

突然、「明日、地球が終わります」といわれたら、たぶん、私なんか、何もできないんじゃないかなぁと思います。「えっ!? どうしよう、何しよう」と、ウロウロ、ジタバタするだけで1日が暮れていきます。

それなりの地位、あるいは財力などに恵まれた方には、地球滅亡の寸前に脱出する手段もありそうですね。が、それを、うらやましいとは思いません。負け惜しみでも何でもなく、地球の外にはまったく興味がないのです。

で、「あ、今なら、ウニだのエビだのアワビだの、タダでめいっぱい食えるかも」と気がついて、パニックに陥った町の中をノコノコと、築地あたりに出かけていっても、もはやどこにも「おいしいもの」なんてあるはずもなく、「くそ、遅かったか」というあたりが最期の言葉だったら、情けない。

どっかで辛口のシャンパンでもひろってこられれば、これは望外の幸せでしょう。できれば、キャビアかカラスミも。安酒の2〜3本なら、買い置きもありますし。

隕石が地球に激突するんだか、どこかの核物質が暴発するんだか知りませんが、ほろ酔い気分で、ワールドワイドな花火大会みたいなスペクタクルが見られるんなら、これはステキな夜になりそう(だんだん期待してたりして)。

大みそかのカウントダウンや除夜の鐘の生中継みたいに、テレビは「その日を迎えた各地の表情」を映してるかな。この期に及んで、きっちりコマーシャルも流してくれると、どんなつまんないモノでも、笑えます。

ものすごく苦しい、悲惨な死に方になったとしても、何はともあれ、「地球の最後の最後まで見届けよう」とは思うでしょうね。う〜んっと小ちゃな話ですが、「アナログ放送最後の日」、その瞬間のブラウン管に何が映るか、その終焉を見守るのが、今からけっこう楽しみなので。

そうか……。もし、「世界の終末」をこの目で見られるとしたら、私は人類史上、かつてない、ものすごい幸運に恵まれた人なんじゃないですか。できれば、神さまに選ばれた?「最後の一人」になりたいものです。

ライタープロフィール

オオタクーミンさん/女性/東京在住、もしかして「鉄子」と「歴女」のさきがけだったのかも知れない、ぎりぎりアラフォー世代のライターです。小さいころから、愛読書の1つが時刻表で、プライベートの国内旅行には、たとえ北海道を旅するのにも、飛行機を使うなんてことは、はじめから考えない、まったく日航を応援してない日本人です。