仙台旅行記
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仙台が発祥の「冷やし中華」を味わう

2015/07/21

仙台が発祥の「冷やし中華」

仙台が発祥の「冷やし中華」

夏の中華料理でおなじみの「冷やし中華」、実は仙台が発祥であることを、自分も最近までまったく知りませんでした。でも近ごろ、冷やし中華が発祥の地だと仙台の観光ガイドブックに掲載されるなど、全国にアピールしているようです。

メディアテークから定禅寺通を歩いていた途中、ランチ時だったので、この冷やし中華を食べてみようと思い、観光ガイドブックに載っているお店に行ってみました。場所は、東京エレクトロンホール宮城の2階にある「中華料理 東龍門(とうりゅうもん)」です。

とても立派な中華料理店というわけでなく、大型のホールに併設されている昔ながらの食堂風の店内では、主婦の集団やビジネスパーソンの男性たちがさまざまなランチを食べていました。テーブルについて店員さんが注文を聞きに来たので「冷やし中華をください」とピンポイントでオーダーしました。

ほどなく運ばれてきた冷やし中華は、モヤシやキュウリがたっぷりと入っていて、まさにシャキシャキした食感。タレは醤油味でまろやか、麺と具材との相性もなかなか良かったです。なによりこの冷やし中華、750円。窓際の席からは定禅寺通を眺めることができ、密かな人気ランチスポットかもしれません。そう、お店も実は昭和45年(1970年)創業なのだとか。なかなか満足に冷やし中華、いただきました。

ちなみに、仙台で冷やし中華を最初に提供し始めたお店として有名なのが、錦町にある「中国料理 龍亭(りゅうてい)」といわれています。当時の名称「涼拌麺(りゃんばんめん)」のままで今でもメニューにあり、味付けのみ現代風にアレンジされ、1,300円だそう。その他の店で提供されている冷やし中華も1,000円以上が多いようです。

もともと、夏場にラーメンが売れずに困った中華組合が昭和12年(1937年)に生み出したのが、この冷やし中華の発祥といわれています。当時の具材はキュウリ程度だったようですが、酸味の効いたメニューはまたたく間に人気になったと聞きました。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。