みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

ニューヨーク流な地下鉄システム

2010/04/03

ニューヨーク

世界を旅すると、日本の鉄道システムがいかに優秀か、どこでも身にしみて痛感します。時刻通りに電車が来る、行き先通りの場所に行く・・・日本にいるとごく当たり前のことでも、世界に出るとまったく当たり前でない場面にけっこう遭遇します。

ニューヨークの地下鉄も、例外ではありません。まず、時刻表はあってないようなもの。地下鉄が2、3本と連続で来たり、しばらくの間ずっと来なかったり、はっきり言ってバラバラです。でもこれが、ニューヨーク。

そして、地下鉄の車両に表示されている行き先がなかったり、間違っていたりすることもあります。一度「Express(急行)」という表示の地下鉄に乗りましたが、20分ほど乗っていても、ずっと各駅に停車していきます。ついに自分の目的の駅、ヤンキースタジアムに近い「Bronx 161 St.駅」に着き、駅に降りて自分の乗った車両と別の車両にある行き先表示を見ると「Express」どころか、何も表示されていませんでした。一瞬、背筋の凍る思いをしましたが、行き先にたどり着いただけラッキー、といったところでしょうか。

また、地下鉄に乗るためにメトロカードを買う際、自動券売機にお金を入れてボタンを押した後、カードが出てこないどころか、券売機が何の反応もしなくなったこともあります。ポンポンと少し叩いてみても、なにもなし。駅員を呼び出しても、すぐに来る気配はありませんでした。

仕方ないので、後ろに並んでいた人に「壊れたかも」と言ったところ、その人が離れた場所にいた駅員を呼びに行ってくれ、すぐにお金を戻してくれて、事なきを得ました。

ニューヨークの地下鉄に限らず、日本のようなサービスをまず期待してはいけません。ストレスがたまる人もいるかもしれませんが、「郷に入っては郷に従え」です。ちょっとしたトラブルも旅の経験と、すんなり受け入れるのも大事なこと。ニューヨークの地下鉄を楽しんでこそ、ニューヨークの素晴らしさがわかる、といっても過言ではありません。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。