みんなの五つ星旅行記
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ニューヨーク/地下鉄は「危険」じゃない

2010/04/03

ニューヨーク

ニューヨークの街歩きで、必ずと言っていいほど使うことになるのが「地下鉄」です。昼も夜も、道路がいつも混んでいるマンハッタンにおいて、タクシーやバスなどよりも早く、確実に目的地に到着できます。しかも、1回の乗車につき一律2ドルと、運賃も安いのも人気の1つです。

ただ「ニューヨークの地下鉄は危ない」と、いまだによく言われています。過去に公開されてきた映画やテレビドラマなどの犯罪シーンの影響でしょうか。地下鉄に限らず、ニューヨーク=危険、というイメージが日本でまだ存在するのもまったく間違いではありません。さらに、2001年9月に起きたニューヨークで起きた世界同時多発テロのせいもあるかもしれません。

しかし、何年も前から、ニューヨーク市では、地下鉄の安全度を高めるために力を入れてきました。かつてニューヨークの地下鉄の代名詞のようだった派手にペイントされた車両も今やほぼ皆無です。さらに「Off Hour Waiting Area」という場所を設け、人気の少なくなる夜間などはこのエリアで待つことを勧めています。ここだと、駅員さんたちが見渡せる場所にあり、主な駅だと1人で待っているということもありません。

犯罪に遭うパターンは、ほぼ決まっています。例えば、ボーっとしていて注意散漫だったり、いかにも金目の物を身に着けていたり、高級ブランド店の袋をいくつも持っていたり、といったケースです。この場合、狙われるのはニューヨークに限りません。フランスのパリやスペインのマドリード、イタリアのローマの地下鉄でも同様です。また、カバンを席の横に置いたまま寝るなど、日本でももってのほかです。

最低限の注意を払えば、ニューヨークの地下鉄だって、まったく安全に利用できるというわけです。地下鉄は、ニューヨークを碁盤の目のように縦横無尽に走っていて、これほど便利な乗り物はありません。ニューヨークでの観光を楽しむために、周囲に注意を払いつつ、地下鉄をぜひとも上手に利用しましょう。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。