みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

モナコの駅に「コインロッカー」なし

2011/12/15

モナコ・モンテカルロ駅

モナコ・モンテカルロ駅

モナコ・モンテカルロ駅

ローカル列車で旅を続けていると、ちょっとした悩みが「荷物」です。

ヨーロッパを何週間も旅するとなると、必然的にスーツケース(もしくは大きなバックパック)を持ち歩くことになります。しかも、仕事が入るとカメラやパソコン、さらにカメラのレンズ、バッテリーや充電器・・・など、荷物はどんどん増えるばかり。これらは日本から持っていくしか手段がないので致し方ありません。

もし、鉄道の駅で途中下車したいなら「コインロッカー」や手荷物預り所が重宝します。少しの間だけでも荷物を預かってもらえば、体は身軽になって楽ですし、荷物を盗まれる心配も減ります。

今回、イタリアからフランスに移動する途中、モナコの立ち寄りたいと考えました。列車では途中駅で、なかなか訪れる機会もない場所なだけに「途中下車」を計画したわけです。

しかし、出国直前に「フランスには『コインロッカー』は少ない」という情報をゲット。調べてみると、テロ対策で数年前に駅からコインロッカーが次々と消えたそうです。さらにモナコだと「セレブの街にコインロッカーなどというものは必要なし」という情報も。

でもどうしてもモナコに立ち寄りたい、ただし荷物があります。パソコンやカメラなどは手荷物以外に手段がありません。仕方なく、スーツケースは通常、長期間滞在用ではなく短・中期間滞在用のものになんとか詰めて、残りはリュックサックに入れて・・・といった具合。ちなみに、イタリアでのお土産などは先に郵便局から自宅宛に送りました。そして、下着類にも極力少なくして、服ものちほどフランスで買う予定にして。

そして、モナコ・モンテカルロ駅に到着して、やや半信半疑で駅のインフォメーションに向かうと「手荷物預かりしていません」(←フランス語)と大きく書かれているのをすぐに目にしました。

最後の望みも潰えたわけですが、ここまで来て諦めるわけにはいけない、というわけで、スーツケースを引っ張ってモナコの町を歩きました。やや重かったものの、長距離用の大きなスーツケースでなくて本当によかった・・・と思いながら、次回、モナコを訪れる時は「荷物を預けられるホテルに泊まろう、がんばって稼いで」と心に誓った次第です。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。