北海道旅行記
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小樽/レトロ建築が並ぶ「北のウォール街」

2015/04/14

小樽・北のウォール街

小樽・北のウォール街

小樽運河から「日銀通り」を入ると、なんだkとても"歴史"を感じさせる石造り、レンガ造りの建物が立ち並んでいる光景に出くわしました。これらはもちろんテーマパークなどでなく、どれも歴史ある本物の建造物です。

実はここはかつて、世界の金融市場で知られるアメリカ・ニューヨークのウォール街になぞられて「北のウォール街」と呼ばれていたエリア。明治から大正、昭和にかけ、北海道内最大の商業都市として栄えた往時を、今もしのぶことができる場所で、観光客にも人気が高いとのこと。

例えば、日本銀行旧小樽支店金融資料館は、明治45年の建築です。設計者は東京駅を設計した辰野金吾ら。建物の内部は現在、資料館として開放されています。特に、日本銀行の歴史、業務、金融の説明などがわかりやすく紹介されていました。この石造り風の外観は、北のウォール街の中でもひときわ荘厳な雰囲気をただよわせていますから、パッと目を引いてすぐわかるかと思います。

また、旧北海道銀行(現・小樽バイン)も同じ明治45年建築で、玄関や窓まわりの石組みデザインはとても見ごたえがありました。

旧三菱銀行小樽支店(現・中央バス小樽運河ターミナル)は大正11年建築。1階正面の6本半円柱はよく見ると、ギリシャ・ローマ建築様式でした。ここは現在、小樽名物が集結する一大観光スポットで、洋菓子店あまおうやオルゴールショップなど小樽の名店が入居していて、お土産選びに立ち寄るのも良いかと。桑田屋本店が販売する小樽名物「ぱんじゅう」もここで買えます。

そして、旧北海道拓殖銀行小樽支店は現在、ホテルヴィブラントオタルとなり、ホールの吹き抜けと6本の古典的円柱は見事なものがありました。建物がホテルとして再生利用されているので宿泊もできます。

日銀通りのほかにも、ホテルノルド小樽(ラウンジ北クラブ)や運河プラザなど、レトロな建物が多い小樽では街歩きはとても楽しいです。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。