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明治の浪漫 福岡・大牟田「旧三井港倶楽部」

2011/08/15

福岡・大牟田 旧三井港倶楽部

福岡・大牟田 旧三井港倶楽部

福岡・大牟田 旧三井港倶楽部

旧三井港倶楽部

福岡・大牟田といえば、熊本との県境に近い都市。ここは昔、炭鉱の町として栄えた場所です。でも、今ではその炭鉱がなくなり、20万人以上いた人口も12万人ほどまで減少したそうです。ただ、博多と鹿児島を結ぶJR九州本線の基幹駅の1つですし、西鉄でも博多までアクセスできる便利な場所。さらに2011年3月、九州新幹線が全線開業するのに伴い、大牟田にも「新大牟田駅」が新設されるため、にわかに注目を集めているスポットです。

さて、そのかつて炭鉱の町だった名残のある場所が、旧三井港倶楽部です。その名の通り、当時、一世を風靡した三井財閥が"迎賓館"として使っていた場所、いわば社交場だった洋館を今、レストランとしてリニューアルしてオープンしているのです。先日、大牟田に立ち寄った際、地元の方々から「ぜひ旧三井港倶楽部でお茶を飲んできなさい」と勧められたのもあって行ってみました。

広い敷地にレトロでおしゃれな西洋建築の洋館、そしてこれまたすてきな緑の庭園がありました。まるで、タイムトリップしたかのようなドラマの世界。でも、もっと驚いたのは中に入ってから。当時の調度品がそのまま置かれていて、しかも2階にも上がって見学できました。

そのロビーでコーヒーを注文すると、また高級なカップで運ばれてきました。もちろん、そのコーヒーが美味しかったのは言うまでもなく、さらに当時のソファに座って、数々の調度品に囲まれながらいただく雰囲気は最高です。まさに「華麗なる一族」の世界。お茶を飲んだだけでも十分、当時のとても優雅な雰囲気を味わい、素敵な時間を過ごすことができました。

ちなみに、この旧三井港倶楽部では、ランチやディナーのほか、ウェディングも行っているそうです。ここで結婚式を行えるなら、どんなにすてきだろうかと思わず想像してしまいました。そして、今度また訪れる機会があれば、地元の女性たちに大人気というランチも味わってみたいものです。

旧三井港倶楽部

ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。