みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

スペイン/ピカソ!ミロ!ダリ!をバルセロナで満喫

2010/12/10

バルセロナを代表する芸術家といえば、アントニオ・ガウディだけではありません。ほかにも見逃せない美術界の巨匠たちがいます。

まず、誰もが知っているあの有名なパブロ・ピカソ。ピカソは、生まれはスペイン南部のマラガですが、1900年にフランス・パリに出るまでの少年時代、青年時代をバルセロナで過ごしたのは、意外と知られていないかもしれません。バルセロナのゴシック地区にあるピカソ美術館では、ピカソの9歳から15歳までの作品、そして晩年の作品を展示していました。特に、「青の時代」といわれる作品群、そしてベラスケスの作品『ラス・メニーナス』をヒントにした連作の数々は見ごたえがあります。絵画だけでなく、版画やデッサンもあり、青年時代から晩年に「こんなに画風が変わったのか!」というのもよくわかりました。時期によっては入り口から並んでいるので早い時間に行くのがおすすめです。

また、ジョアン・ミロはバルセロナ生まれのバルセロナ育ち。ミロ美術館は、バルセロナ市内を一望できるモンジュイックの丘の上にありました。絵画だけでなく、オブジェやタペストリー、版画、ポスター、スケッチなどたくさんの作品を展示していますが、ミロ財団が所蔵する約1万点のうちの約300点なんだとか。カタルニアの自然を表現した、明るく独特の作風は必見で、特に、ミロ財団の高さ7.5m、幅5mあるタペストリーの大きさには圧倒されました。

さらに、ダリ美術館も見逃せません。サルバドール・ダリの名前を知らずとも、現実と無限の世界が交錯するような、ユニークで不思議な作品の数々を、きっとどこかで見たことがあるはずです。このダリ美術館、たくさんの卵がのった建物にまず圧倒されるというか、ビックリです。また館内では「だまし絵」もたくさんあって、見ているうちに楽しくなることこの上なしのスポットです。「コレはいったい何をテーマにしたんだろう」と自分で考えてみながら回るとなかなかおもしろかったです。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。