台湾旅行記
「台湾は美女が多い?」「親日家の多い台湾」「臭豆腐初体験!」「新幹線の旅」「台湾の温泉」などを紹介します。

他民族の台湾

2013/06/24

台湾はアジアにある島国です。この小さな島国にはたくさんの少数民族がいて、日本やオランダや中国の占領下にあった時代がありました。今も尚、中華人民共和国との間で台湾の独立を巡って争っています。現在では漢民族が台湾の人口のほとんどの割合を占め、台湾は中華人民共和国の領土であるとされていますが、それを認めていない台湾人も多いのです。

台湾には14以上の少数民族が居住しています。公式に認められている民族は14ですが、その他にも小さなグループがいくつか存在しています。台湾の少数民族は、平地に住むグループと山地に住むグループに分けられます。多くの民族は地方の田舎に居住しているのですが、大都市、台北でも生活しているのが「アミ族」や「タイヤル族」です。これらの民族出身の著名人も多く、台湾の芸能界やスポーツ界、政界でも活躍しています。オランダの占領下だった時代には、原住民とヨーロッパ人の混血が生まれました。そのため、どことなく西洋人の面影が残る顔立ちの台湾人も見られます。

現在の台湾の文化は、中国文化が圧倒的に幅をきかせていますが、原住民の文化(東南アジア系の民族文化)も大事にされています。旅行中にいくつか民族料理屋を見つけることができました。台湾では中華料理だけではなく、原住民のローカルフードも堪能することができます。その他に民族のお祭りもあります。若者がこういった伝統文化を継承していけるのか懸念されています。

言語は主に台湾語(台湾で定着した福建地方の言語)と北京語が話されています。若者が民族の言語を習う機会が少なくなり、少数民族のお年寄りと孫世代では民族の言葉での会話が困難になることもあるようです。若者は主に台湾語と北京語を、お年寄りはその他に民族の言葉を話します。台湾のお年寄りは日本語教育も受けているので、日本語を話せる人が残っています。台湾がダイレクトに時代に翻弄されてきたことがわかります。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。