サイパン旅行記
「サイパンのマニャガハ島」「サイパンの海水浴」「サイパンでゴルフ」「サイパンの宗教」「サイパンのお土産」などサイパン旅行記を紹介します。

サイパンの宗教

2013/12/02

サイパンではキリスト教が信仰されています。キリスト教はスペイン占領下時代にサイパンにもたらされ現地に根付きました。現在もサイパン島内ではカトリックの教会をいくつも見つけることができます。南国リゾートの教会は爽やかでおしゃれなデザインなので、最近ではハワイやサイパンの教会で結婚式を挙げたがる日本人カップルも多いようです。

サイパンのサンタルーディス(聖母マリアの祠)は、現地のクリスチャンが昔から訪れているキリスト教の祠です。小さな祠ですが、第二次世界大戦前から存在していると言われています。今ではガイドブックにも載っているので、観光地となってしまっているようです。私もサイパン旅行の際にこの地を訪れました。

サンタルーディスは人里離れた所にあるので見つけ出すのに少し苦労しました。森の奥地に向かって細道を永遠と走っていると、目印の小さな看板が現れます。

この祠の小さなマリア像は、日本の統治下時代に日本人に壊される事なく、戦時中にも被害を免れたそうです。歴史に翻弄され苦しみ続けたサイパン人の歴史を見守り続けて来たのでしょう。キリスト教徒である彼等にとって、日本人による当時の神道教育は苦痛だったはずです。サイパンの人は神道信仰を強要してくる日本人の目を盗んで、この場所に集まり静かに聖母マリアに祈りを捧げていたのかもしれません。

生い茂る木々の根っこ部分に佇むサンタルーディスの聖母マリアの姿はとても小さくて外観は地味です。観光客にとっては拍子抜けしてしまう場所かもしれません。しかしマリア像の周囲にはお花が添えられていたり綺麗に整えられていて、地元の人が長年この場所を手入れしてきたことがよくわかりました。

サイパンのタポチョ山の麓にあるサンタルーディスへのアクセスは少し不便です。私達は車をレンタルしました。少し道に迷いながらなんとかこの場所を見つけ出しました。サンタルーディスへ行くにはツアーに参加するという手段もあります。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。