人生を変える旅をするには
旅行経験豊富なMIKIさんが「人生を変える旅」をするにはどうすれば良いかを紹介します。

いろんな人がいる旅先

2015/06/09

旅すればたくさん学ぶ事があります。旅先で出会った人も自分を成長させてくれます。旅をすると今まで会った事もないような立場の人とも知り合えます。ほとんどの国には日本人のように和を大切にするような風習はありませんので、時に言い方がキツくて、ぐさっとくるようなこともありますが、それがまたはっきり、さっぱりしていて良い部分でもあります。

社会を知る、政治を学ぶ機会
いろんな人と知り合い、いろんな考え方を知って行くうちに、だんだんと自分が成長します。外国人と世間話をしているとよく政治の話になります。日本人の若者は政治や歴史について疎くて、とっさに受け答えができない場合がほとんどです。私もやっぱりそのうちの1人でした。話している相手のほうが日本の事を知っていて恥ずかしい思いをしたこともありました。海外生活を続けるうちに、日本の政治や社会情勢が気になり出して、基本的な事も知らなかったんだな...。と情けなくもなりました。海外に行くと自分の育った国が気になり出すものです。

ものすごく貧しい人、リッチな人と出会う
格差社会と言われる世の中ですが、海外には日本など比べ物にならないくらい国民の貧富の差が見られる国があります。空港に到着し、タクシーに乗るやいなや、物乞いの子供達がバンバンとタクシーの窓を叩いて来る国もあります。その一方、同じ国で高級車をたくさん見かけることも...。貧しい人々は自分でそうなったわけではなく、出身エリアや人種、代々続く宗教などが原因で生まれながらに差別を受けています。条件の良い職業に付けず、そのせいで子供を進学させることもできず、子供も高収入を得ることができません。永遠に続く負のサイクルが存在します。ヨーロッパ・アメリカの移民問題もより深刻です。移民に対する差別はヨーロッパ諸国でももちろんあり、不満が募った移民はヨーロッパ各地でよく暴動を起こします。

日本はどう思われてるか
世界では日本人への評価は悪くないと思います。世界のほとんどの人が日本のことをよく知りませんが「スシ、ニンジャ、トヨタ」とかは知っているし、好印象なのであまり期待せず悲観せず接して行くとよいでしょう。たまに中国人やベトナム人移民と間違えられることがあります。「日本人です」と言うとがらっと表情が変わったりします。アジア全体を差別している人もいます、日本を例外としてアジアを差別している人もいます。いろいろな人に出会い、差別を受けたり評価を得たりして、「人間ってほんとうに勝手だな...。」と思うだけでも何かしら学んでいると思います。海外旅行は人間観察をするだけで面白いです。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。