北京旅行記
「北京で中華料理を堪能」「北京の芸術村」「万里の長城へ!」「ラストエンペラーの舞台」「中国のテーブルマナー」などを紹介します。

ラストエンペラーの舞台「故宮」

2013/08/05

旅行で城や寺巡りをしていても、建物の独自性でもなければ、いつの間にかみんな同じに見えて来るものです。しかしひとつひとつの建物の歴史的背景や、かつてそこに住んでいた人物の情報を少しでも知っていると旅先の城や寺巡りに面白みを見出すことができます。歴史好きほど旅行を楽しめるものです。

北京の故宮は映画「ラストエンペラー」の舞台でした。映画「ラストエンペラー」は、清朝最後の皇帝の人生を描いたストーリーです。アカデミー賞も受賞した名作です。故宮は彼が生まれ育った場所で、時代が変わり、彼はこの城を追われることになりました。故宮はラストエンペラー愛新覚羅 溥儀(あいしんかくら ふぎ)を語る上では欠かせない場所なのです。

ラストエンペラーを見た後に北京旅行が決まり、この宮殿を訪ねました。故宮内では名シーンで使われた場所を見つけることができました。ラストエンペラーの撮影で出て来た皇帝が自転車で走り去る道や、皇帝が即位した太和殿などを実際に見る事ができます。ツアーに参加するとガイドさんがひとつひとつ説明してくれます。細部にまで興味を持ちながら見て回れました。故宮は現在は故宮博物院として一般公開されているので、入場料を払えば城内を見て回れます。歴史的な建物で、しかも映画でも使われた場所なので故宮の見学は楽しめました。 

最後の皇帝が暮らしていた故宮は、北京の中心部に残っています。故宮は現在ユネスコの文化遺産となっていて、一日5万人もの人がこの場所を訪れるそうです。

宮殿の敷地内はどこもツアー客でいっぱいです。人でにぎわっていますが、故宮は天安門広場からもすぐなので、ぜひ足を運んでください。入場料は一般が40元、学生が20元です。城内でもエリアによっては別料金が必要な場所もあるので注意してください。

故宮はその規模が大きく、圧倒されます。この城を見るだけでも一日を使ってしまいそうですが「天安門」「正陽門」「北京城東南角楼」など、北京に残されている他の建造物も見て回りましょう。

関連記事
ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。