北京旅行記
「北京で中華料理を堪能」「北京の芸術村」「万里の長城へ!」「ラストエンペラーの舞台」「中国のテーブルマナー」などを紹介します。

北京の大気汚染

2013/07/22

北京の空気は汚い!と言われています。大気汚染は中国都市部の深刻な問題なのです。最近も話題になりましたが、数十年前からすでにこういった状態でした。北京旅行の際には必ずマスクを準備しましょう。

北京中心部では、汚染された大気が霧のようにスモークがかかっているので、遠くのほうがクリアに見えません。最初にそれを見た時には「天候のせいだろう」「朝方だからだろう」などと思っていましたが、滞在中に毎日霧がかっていたので「ああ、これがよく聞く中国の大気汚染なのか...」と納得しました。北京市内では朝から晩までこの状態なのです。北京郊外は都市部よりまだましですが、綺麗な空気であるとは言えません。

風が吹いていない日は空気の淀みがひどく、体調も悪くなります。特にそういった空気に慣れていない旅行者は喉の痛みや頭痛などの症状がすぐに出る可能性があるので注意しましょう。短い旅行ならまだ良いのですが、滞在期間が長いほど対処グッズを色々と用意しておくと便利です。もし可能なら小型の空気清浄機を持って行きましょう。自分の泊まっているホテルの室内だけでも寝る時だけでもフレッシュな空気を吸っていれば、気分もだいぶ違います。

北京への旅行が黄砂の時期に重なるとまた厄介です。日本でも黄砂による健康被害が問題になっていますね。中国の砂漠地帯から風に乗ってやってくる砂漠の砂、黄砂。それによってアレルギーや喘息の症状が悪化することがあります。黄砂を巻き上げた風が吹き付け目を傷つけるので、メガネをして目を保護したほうが賢明です。汚染された空気を吸収した黄砂は、健康にも影響を及ぼす可能性もあります。黄砂は海を渡って日本にもやって来ます。

北京は近いこともあり、週末を旅行した弾丸旅行なども可能です。食事を楽しんだり、中国の歴史的建造物を見て回ったり、中国でできるアクティビティはたくさんあります。しかし、中国旅行中は旅行を楽しみながらも観光だけに夢中になりすぎず、体調管理をすることも大事です。大気汚染・黄砂対策グッズを準備し、健康に気をつけて生活するようにしましょう。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。