湖北省ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが驚きの湖北省を紹介します。

中国湖南省の車窓から

2010/12/13

荷台から大きな荷物が今にも落ちそうなトラックを発見!

荷台から大きな荷物が今にも落ちそうなトラックを発見!

1949年10月1日に、北京の天安門で中華人民共和国の建国を宣言した、建国の父とも呼ばれている「毛沢東」の出身地として有名な、湖南省へ広州からバスで行ってきました。

湖南省は広東省に隣接しているとは言え、バスで片道何と!14時間!!(途中でタイヤがパンクするというハプニングもありました)地図を見る限りでは、湖南省は、広東省のすぐ頭上に位置しているので、まさか、そんなに距離があるとは思ってもみなかったのですが、鉄道でも約7時間はかかるそうです。その代わり中国のバスツアーは、びっくりするほど格安なのですが、中国人って本当に良くしゃべる人達で、14時間車内ではず〜っと話し、笑いっぱなし!それがたとえ、トンネルの中で真っ暗闇だったとしても話は絶えることなく、よくもまあ、そんなに話す事があるもんだと感心せずにはいられません。

また、途中で荷台から大きな荷物が今にも落ちそうなトラックを発見!
そんなに積み上げなくても・・・・
っと、今度は、前から大きなスコップを持ち上げたおっちゃんが歩いて来るではないか!
おっちゃん!ここ高速でっせ〜!!
私はずっと車窓からの景色を見ていたのですが、内陸を走っていると、自給自足をしている農民達の姿や、畑の横に自分で作ったテント紛いの家で暮らしている人々など、貧富の差の激しさに胸を打たれるものがありました。

湖南省は自然景観が広がっており、一見田舎のようにも見えますが、たくさんの観光名所があり、もちろん世界遺産もあります。また歴史も長く、遺跡や近代重要史跡、現在の文化財の名所が、約2万箇所余りあると言われており、近年では、世界最古である約1万8千年前の土器が湖南省で発見されたことで話題にもなりました。このように湖南省には、歴史もあれば財宝もあり、山、川、風情ありと、たくさんの魅力が詰まった場所であり、経済的にはそこまで発展していないものの、大都市を離れて日頃の忙しさを忘れさせてくれるような、そんな気分を味わった旅となりました。

後から知ったことなのですが、湖南省には、何と!41の民族が住んでいるそうで、漢民族がほとんどなのですが、ウイグル民族や、トゥチャ民族、ヤオ民族、ミャオ民族などといった小民族は、湖南省の山間地帯に住んでいると言われています。

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」