ガールズハイスクールで講演体験記
シドニーガールズハイスクール(女子高)の学生に日本の文化を伝える体験記

日本の文化を伝えるための手段

2010/09/06

シドニーの海辺にある日本食レストランで働かせてもらったいたのですが、その店の中国人オーナーが営業熱心の方で、日本語を勉強している学生との「カルチャーエクスチェンジ」を行おうと、シドニーにあるハイスクール(高校)に手紙を送ることにしました。

カルチャーエクスチェンジの内容は、まずは日本の文化についてのスピーチ(45分)、日本食について(約10分)、日本の音楽を聴いてもらいながらお弁当(もちろん日本食)を食べる(40分)、寿司の作り方を実際に作りながら教える(30分)、最後に質問コーナー、と約2時間のスケジュール内容と詳細を書いたところ、有名校であるシドニーガールズハイスクールより是非にと連絡がきました。

我々レストラン側としては、できれば出来上がりのお弁当を食べていただきたいと、レストランの方へ来ていただけないとお願いしてみたところ、心よく承諾してくださり、生徒数何と!40名の女生徒+先生2名の42名様が来店!

オーストラリアと言えども、何しろここはみなさんご存知の多国籍国家であるため、オージーの生徒だけに限らず、アジア人(そのほとんどが中国人)の生徒も多く、髪の毛の色、肌の色が異なっていても、彼女らはオーストラリア人であることに変わりはないし、不思議だとも思わない。

スピーチの時間が迫りだんだんと緊張してくる私。今回来てくださった生徒達の日本語クラスは中級だとかで、英語でのスピーチを頼まれているのだ。しかも45分も!何を話すか事前に考えてはいたものの、果たして私の英語は通じるのだろうか・・・「何言っているのかさっぱり分かりません」などと言われたらどうすれば・・・などと前の日は眠れなかったほどである。

何度も何度も練習し、実際にオージーの友人に聞いてもらったところ、「確かにあなたの英語力は不足しているかもしれないけれど大丈夫っしょ!私達(オージーイングリッシュ)の発音も特徴があるって言われているしさ!」などと日本語では言わないが、それらしき事を言って勇気づけてくれる友人。さあ〜いよいよカルチャーエクスチェンジの開店です!

時期:2006年3月〜2006年8月

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」