仕事体験記
こんな仕事を経験しました。聞いてみたかった仕事体験記。

オーストラリアでフレンチレストラン仕事体験記〜vol.3

2010/07/17

働くことは地獄なのか楽園なのか?
今まで全く経験がなかったフレンチレストランでのシェフとして仕事は、最初はかなり大変だったのですが、数ヶ月も経ち慣れてくるとだんだん楽しい仕事へと変わっていきました。覚えることが多くて、しかもコミュニケーションが全て英語のため他のスタッフの方にも迷惑をかけてしまうこともしばしばで、鶏がらスープが入った大きな重い鍋をひっくり返して失敗してしまったり、ソースが上手く作れず爆発してしまったり、初めの頃辞めることを考えたのも1度も2度ではありませんでした。ですが、ここで辞めてしまっても結局この先同じことの繰り返しだと、わからないことは鵜呑みにしないで、その場でちゃんと聞いて必死に勉強しました。

ローカルの職場で働くと給料が驚くほど良くて、当時私は時給AU$15(日本円にして約1300円)貰っていたのですが、しかも土曜日、日曜日、祝日に休日出勤するとその倍近くの給料がもらえ、オーストラリアでは、日本と違って月に1回給料日があるのではなく、週払いでほとんどの職場が毎週木曜日が給料日でした。1日8時間働き週6日働けば結構なお給料が私の手元に入ってくるわけで、約1年働いた頃にはかなり貯金がたまっており、日本食レストランで働くのと、本当に全てが別世界でした。

働きはじめて約1年経った頃、レストランのボスから話しがあると呼び出され行ってみると、正式に社員にならないかという話をいただきました。その時は本当に嬉しくて、長い下積みがあっからこそここまで来れたんだっと本当に私を雇ってくれたことに今だに感謝しています。しかしながら、その時の私は好奇心旺盛でオーストラリアで他にもいろんな体験をしてみたいという目標があったので、長く居座るつもりはなかったので、正社員の話をお断りしてアルバイトとしてそのまま継続することにしました。

もし仕事を義務だと思いながら働くのであれば、それは地獄であり、もし仕事をすることが面白くて楽しくて仕方ないと思うのであれば、それは楽園だという友人の言葉を思いだしたのですが、仕事に対する意欲をどう持つか、その考え方が違うことで楽園なのか地獄なのかが決まってくるかと思います。私はとにかく英語圏の中で今まで経験したことがなかったことをたくさん学びたいという思いが強かったので、苦しみもあったけど、オーストラリアではじめて楽園を楽しむことができました。

仕事時期:1年2ヶ月

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」