仕事体験記
こんな仕事を経験しました。聞いてみたかった仕事体験記。

郷に入れば郷に従え

2010/06/30

多国籍の方々と接することができる仕事
シドニー市内にある友人のカフェで働くようになり数ヶ月経った頃、常連客も増えてきて、毎日無駄話をするのも私の日課となりました。オーストラリア人はコーヒーも好きですが、お話するのも大好きなようで、とっくに仕事の時間を過ぎているのに、「そういえばお宅のドック(犬)は元気?」などど余裕に居座っており、この人は本当に仕事しているのだろうかと不安になったりもしました。日本ではまずありえませんよね。仕事が始まる10分前にはちゃんと仕事場に着いているのが常識である日本と、仕事の時間がすでに始まっているのにカプチーノ飲んでいるオージー。

明らかに違いを感じるわけですが、私はどちらかと言うとゆったりとした人柄でせかせかしていない大らかで寛大なオージーの方がいいかな。日本人である私の友人は、そういうちゃんとしない所がイライラするっと言っていましたが、日本でちゃんとテキパキに働いていた人にはそう映るかもしれませんね。ロカールのスタッフと一緒に働いていて、私も何度かやる事がいい加減だな〜って思ったこともありましたが、ですが、ここはシドニー。「郷に入れば郷に従え」と言うように、その点は押さえながら私ものんびり働かせてもらいました。

オーストラリアという国はとてつもなく広いのですが、オーストラリア人の心も比例して広いもので、とても温かさを感じます。お客さんもスタッフもオーナーである友人も、とても働きやすい環境を与えてくれて本当に感謝しているし、失敗したこともたくさんあったけど、「No,worries!」(オーストラリア人が良く使う言葉で気にするなという意味)と言葉をかけてくれ、その失敗を無駄にせず明日へつなげて行こうという気持ちにさせてくれました。本当に貴重な経験をさせてもらったと思っています。

そして、英語が少し話せるだけで、チャンスはいくらでも広がるもので、シドニーに来た当時は全く英語が話すことができなかった私でもこうしてローカルの職場で働くことができたので、もしオーストラリアで仕事がしたいと思っていらっしゃる方は、やはり多少なりとも英語力だけは身につけるべきだと思います。英語力と言っても基本的なコミュニケーションくらいで、それだけで人生観が変わりますよ。

仕事時期:2年

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」