教えて！オーストラリアの魅力: 長く滞在して気付くの本物の魅力を紹介します。

ジブリファンの方必見です！～タスマニア |

2010/09/06

タスマニア：魔女の宅急便のモデルと噂されているロスの街

タスマニアの州都であるホバートから車で約1時間北西方面に向かった所に、「マウントフィールド（Mt Field National Park）」という島の中で1番古いと言われている国立公園があります。ここにはさまざまなブッシュウォーキングコースが用意されていて、約15分歩くものから往復約8時間かかる本格的なコースまであります。私はもちろん1時間コースを選択。

まず我々が目にしたのは、「ラッセル滝（Russell Falls）」。とにかく水がキレイで、キラキラと輝き、透き通っていて、階段状に水が上から流れ落ちてくるのですが、美しい！の一言です。そしてラッセル滝から少し歩くとトールツリーウォーキングと言うコースがあり、その先で見たものは、何と！巨大なユーカリの木。これは「スワンプ・ガム」と呼ばれている木で、樹齢はきっと数百年を超えているのでしょうが、あまりもの巨大さに圧倒されます。滝があり、ユーカリの木があり、森林があり、川にキレイな眺めである湖、そして山々・・・大自然に約1時間半ほど囲まれていたのですが、自分がしばらく自然霊である妖精になったかのようでした。

マウントフィールドを後にして次に向かった先は、「ロス（Ross）」へ。ここはみなさんご存知のジブリ映画「魔女の宅急便」で登場するパン屋があると噂が広がり有名になった場所でもあります。ロスはホバートとロンセストンの間（どちらかと言うとロンセストン寄り）にあるのですが、街というよりアンティーク調の古く小さな可愛らしい村といった感じです。さて、気になる例のパン屋さんなのですが、「ロス・ビレッジ・ベーカリー」というパン屋さんで、実はパンを売っているだけではなく、ここに泊まることもできるそうです。

知っていれば泊まったのに・・・旅の日程の都合で今日中にロンセストンに帰らなければならなかったので残念ながらパンだけ買って食べました。ここは150年以上もの歴史があるパン屋さんで、窯でパンを焼いていることで有名らしく香ばしい匂いがプンプン。ちらほらと日本人観光客を見かけましたが、今ではツアーでわざわざ立ち寄るプランもあるようで、パン屋のオーナーご夫妻曰も、初めの頃は何でこんなにも日本人の若い子達が次々にやってくるのか不思議だったようです。それ以来屋根裏部屋のことを「KIKI'S ROOM」と名づけられたそうで、それは実際に映画で出てくる部屋とほぼ同じ。

お部屋代はシーズンによって変わりますが、キキのお部屋がおよそAU$80（日本円で約6800円）で、何と！朝食はパンが食べ放題だとか。聞いただけでもヨダレが出てきそうなのですが、ROSS BAKERY で検索すると公式ホームページが出てきますので是非事前に予約をされてから行かれてみてはいかがでしょうか。パン屋さんのユニフォームもお店が暇であれば貸してくれ、記念撮影ができるそうなのですが、そこまでする日本人の観光客もすごいものですが、ジブリファンにはたまらないスポットだと思います。

滞在期間：オーストラリア在住5年（2000年～2004年）

ライタープロフィール

Liccaさん／女性／年齢：30代／現在は中国在住／ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その２年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球！いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉：「出合いのよろこび」