教えて!オーストラリアの魅力
長く滞在して気付くの本物の魅力を紹介します。

亡くなった方の名前があるエアーズロック

2010/08/23

エアーズロック:巨大な一枚岩に登りました。

エアーズロック:巨大な一枚岩に登りました。

とうとうこの日がやってきた。オーストラリア大陸のオヘソ、世界のオヘソ、そして地球のオヘソとも言われているエアーズロックに登るのだ!登るのは早朝が良いと聞いていたので、外がまだ暗いうちにホテルを出発し、エアーズロックのふもとに着いた頃、ちょうど朝陽が照らしはじめました。昨日見た夕日を浴びたエアーズロックの色とはまた違って、朝陽があたるにつれて刻々と色が変化していき、それは、赤黄色から赤茶色へと色が次第に赤濃くなってきているように私には見えました。

地上から見上げるエアーズロックは、それはそれは巨大な一枚岩であり、果たして本当に頂上まで登ることができるのだろうか・・・山登りとは違って、岩を登るのである。ふもとから少し余裕気に写真なんか撮りながら上がって行くと、急に登り坂になり(最大斜度約45度だそうです)鎖がちゃんと用意されていて、上を見上げるとみんながそれをしっかり手に持って登っている姿が見える。私も同様に登っていると、ここから転げ落ちてしまったのか、亡くなった方の名前が書かれたプレートが岩に埋め込まれていて、次第に怖くなってくる私。実はかなりの高所恐怖症で絶対に下は見るな!と友人から言われている。

とりあえず第一関門(自分なりに第一関門から第4関門までを創ってみた)突破!ここで友人一人が脱落。かなり疲れた様子で青白い顔をしているが、実はここから先は鎖は一切なし!第二関門は、ひたすら上へ上へとウォーキングするように登る感じなので比較的楽だったのですが、問題は第三関門目である。ここは何と!岩壁をよじ登らなくては行けないのである。前の人が登っているのを真似しながら、手と足を岩のくぼみに引っ掛けながら岩壁を登っていくのですが、これはまさにロッククライミングの世界!我々には命綱がない・・・・

もうここまで来たら後には引けない。頂上までは約1時間半くらいだと聞いていたのでもう少しである。第四関門目に入る頃には陽がすでに高く、上に登っていると太陽がすぐそこにあるような感じでギラギラしていて肌がジリジリと焼けているのがわかる。そしてとにかく風がすごい・・・登りながらちょっと横方面によそ見をするとかなり自分が今高い所にいることがわかる。頂上までもうすぐだ!

滞在期間:オーストラリア在住5年(2000年〜2004年)

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」