私の生きるとは
生きるとは?…生きることについて、みんなの思いを紹介します。

生きる意味の正解とは?考えることが人生のスパイス!

2018/04/17

「生きる意味」を考えることは、とても大切なように思うかもしれません。でも、誰も正解を知らないのが現状です。だって、正解があるならば、みんなが同じような人生に向かって歩むのですから。

ただ、それぞれが「生きる」ことに意識を向けると、自分にとって「大切な何か」を考えることができるはずです。自分なりの答えを探し努力するのも、正解の無い価値観を落とし込むために行っているのだと思います。だから、それぞれの答えがあって良いのです。

私にとって「生きる」ということは、「誰かのために何かができるチャンスを与えてもらっている」という意識があります。そんな思いを抱いているからこそ、仕事も子供の未来を切り拓く「言語聴覚士」という仕事を選びました。言語聴覚士という仕事は、脳卒中などでお話しをするのが難しくなった方のリハビリを行ったり、食べ物が飲み込みにくくなった方の機能を元の状態に近づけるお手伝いを行うのが一般的。その資格名が指すように、聞こえや言葉に関するスペシャリストなのです。割合としては少ないのですが、子供の言語発達を促すことも行う資格なので、昔から子供と接することが好きだった自分には天職だと思ったのです。

日々接している子供は、純粋に「生きる」ことを全うしています。私たちのように意味を考えるのではなく、お腹が減ったら食事を要求して、遊びたい時には玩具を扱い、眠くなったら甘えてくるという、何ともシンプルな欲求を満たす生活です。きっと大人みたいに、「生きる」ことに意味を持とうなんて思っていないです。それでも、親の愛情を受けて、「自分って素晴らしい」と感じる自己肯定感が育まれるのであれば、子供は幸せを感じられます。

大人と子供の「生きる」スタンスが違っているのは、どこかで「後付けの意味」を当てはめようとしているからなのでしょうね。それでも、自分らしく生きるために毎日を過ごしているでしょうから、答えなんて見つからなくて良いのだと思います。答えがわかってしまったら、人生を楽しむことはできないのでしょうから。

ライタープロフィール

けぼんさん/男性/年齢:40代/北海道在住/関東の大学を卒業し、言語聴覚士として地域のリハビリに貢献。一度関東へ戻るも、地元の北海道が恋しくなり再度移住。地元愛が強いからか、北海道各地の食のスポットにも精通。旅行と日本酒が大好きな40代。