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フランスワインの産地別の特徴(ブルゴーニュ)
2010/04/17
神に祝福された土地が生み出すワインとは
世界でも有名なワイン産出国フランスで、ボルドーとともに有名なワイン産地がブルゴーニュです。ブルゴーニュは、コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、コート・シャロネーズ、マコネ、ボジョレー、そしてシャブリの6つのエリアに分けることができます。そして、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの総称コート・ドールは、別名「神に祝福された土地」といわれ、ワイン造りに最適な土地であるといわれています。
1本数十万以上の値段をつける、有名なワイン「ロマネ・コンティ」も、ブルゴーニュのコート・ド・ボーヌで造られています。ブルゴーニュには、たくさんのぶどう畑があり、中には特級(グラン・クリュ)、1級(プルミエ・クリュ)と格付けされた畑もあります。そして、ひとつの畑を複数の生産者が所有しているため、同じ名前のワインを何人もの生産者が造っています。たとえば、シャブリやボジョレー・ヌーボーにたくさんの種類があるのは、そのためです。また、同じ名前の畑でも場所によって日当たりや土壌が異なるため、収穫されるぶどうの味にも差があります。そのぶどうをそれぞれ別の「ドメーヌ」と呼ばれる生産者が独自の醸造方法でワインを造るため、ブルゴーニュのワインは、ドメーヌごとに味が違うという特徴があります。また、ブルゴーニュには「ネゴシアン」と呼ばれる、何人かの生産者からぶどうを買い付けてワインを造る会社もあります。
ブルゴーニュのワインは、たとえばボルドーのように、複数のぶどう品種をブレンドするのではなく、1種類のぶどうから造られているという特徴があります。ブルゴーニュのワインの約80%は赤ワインですが、コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、コート・シャロネーズ、マコネの赤ワインは「ピノ・ノワール」というぶどう品種から、そして、ボジョレーでは「ガメイ」というぶどう品種からワインが造られています。また、シャブリをはじめとする、ブルゴーニュの白ワインは、「シャルドネ」というぶどう品種から造られています。
ブルゴーニュでは、たとえ隣り合った畑で栽培されたぶどうでも、生産者ごとにまったく味わいの違うワインを造り出すため、とても奥深いといわれています。
そんな複雑なブルゴーニュのワインだからこそ、自分の好みにぴったりのワインを探すのも楽しいのではないでしょうか。
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甘露さん/女性/年齢:40代/東京在住、アラフォー世代に突入し、肩の力がやっと抜け、気分的には一番のんびりと毎日を過ごしています。おいしいものが大好きで、料理の腕を上げたいと日々研究中です。散歩やホームシアターで映画を観ることで、日々のストレスを解消しています。