- こだわりワイン
- ワインのうんちくからワインにあう料理まで。ワインの魅力を紹介します。
ワインに合う料理/ワインと料理を合わせるコツは?
2010/04/03
食事と一緒にワインを飲む場合、どの料理とどのワインが合うのかわからないという人も多いのではないでしょうか。ワインの種類はとても多く、値段も千円以下の比較的手ごろなものから、数万円から数十万円もするような高価なワインもあります。ワインのおいしさは値段だけではありませんから、自分の好みの味かどうかが一番大切な要素になります。そして、食事と一緒に飲む場合には、ワインの味だけが強すぎて料理の味を消してしまわないこと、逆に、料理の味が強すぎてワインの味を消してしまわないことが重要になります。
たとえば、自宅での夕食でワインを飲もうと考えた場合、普通の食事であれば、何種類もワインを飲むという人は少ないと思います。料理は素材や調理法、調味料によって、味が大きく違いますから、すべての料理に合うワインを探すというのは、なかなか至難の業で、かろうじて無難なワインを見つけることはできても、どんな料理と合わせてもおいしいというワインを探すのは不可能に近いといえます。
そういった場合、選ぶワインは一種類になりますから、数種類の料理のうち、どの料理に合わせるかを決める必要があります。たとえば、軽い味つけの料理に辛口の赤ワインではワインが強すぎ、逆に濃厚な味付けの料理に軽めの白ワインではワインが負けてしまいます。
料理に合わせてワインを選ぶコツとして、香りであわせるという方法があります。ワインはぶどうから作られていますが、フルーティーな香りのワインや、スパイシーな香りのワインなど、品種によっていろいろな香りがあります。フルーティーな香りを例にとると、柑橘系のさわやかな香りの白ワインと、ベリー系の少し濃い香りの赤ワインがあったとすれば、どちらが一緒に食べようとする料理に合うかを考えてみればいいのです。タルタルソースにレモンを添えたサーモンのムニエルであれば、柑橘系の香りのする白ワインはぴったりですし、から揚げや肉じゃがであれば、少しベリー系の香りの強い赤ワインがよく合います。
また、赤ワインの香りには、スパイシーといわれるものがありますが、スパイシーな赤ワインは、濃い味付けの料理やスパイスを使った料理によく合いますから、ペッパーステーキやビーフシチューなどにぴったりのワインといえます。
このように、ワインの香りを参考にして、料理と合わせていくと自分の好みに合った組み合わせを見つけることができ、ワインと料理の両方のおいしさを楽しむことができます。
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甘露さん/女性/年齢:40代/東京在住、アラフォー世代に突入し、肩の力がやっと抜け、気分的には一番のんびりと毎日を過ごしています。おいしいものが大好きで、料理の腕を上げたいと日々研究中です。散歩やホームシアターで映画を観ることで、日々のストレスを解消しています。