みんなの五つ星スイーツ

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ケーキ／天才パティシエ辻口博啓氏の原点が味わえます：東京都目黒区自由が丘

2010/06/14

自由が丘にある「モンサンクレール」は、数々のお店をオープンさせ、今もっとも勢いがあるパティシエのひとりである辻口博啓氏が、１９９８年にはじめてシェフパティシエとしてオープンしたお店です。

ロールケーキ専門店「自由が丘ロール」、チョコレートブティック「ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ」をはじめ、和ラスクなどの話題の和風スイーツ専門店「和楽紅屋」など、さまざまなお店を構える辻口氏の、あらゆる個性が詰め込まれたお店が「モンサンクレール」であるといもいえます。

ずっとモンサンクレールのケーキが食べたいと思いつつも、なかなかその機会に恵まれず、モンサンクレールのケーキを口にする前に、辻口氏の他のお店のスイーツを何種類も食べていました。

初めて訪れたモンサンクレールは、東急東横線の自由が丘駅から１０分ほど歩いたところにあり、店構えがとてもしゃれていて、思ったよりもこじんまりとしたお店で、訪れる人の多さにびっくりしました。

モンサンクレールに向かう途中で、気がついただけでもモンサンクレールの紙袋を手に歩く人と４人すれ違いました。そのおかげで、この近くにお店があるに違いないと確信がもてたくらいです。

店内に入ると、入口正面にケーキのショーケースがあり、左手にカフェコーナーが併設されています。

ショーケースの中に並ぶ、見た目も美しくおいしそうなケーキを前にして、かなり悩みましたが、まず、お店の名前と同じ「モンサンクレール」というケーキを選び、定番のイチゴショート、モンブラン、そして和三盆を使ったケーキを選びました。

イチゴショートはかなりイチゴが控えめで、スポンジのきめの細かさと生クリームの上品な甘さが主張されています。スライスされたイチゴがクリームと一緒にスポンジに挟まれていますが、ケーキの上にはイチゴはありません。

残念だったのがイチゴの味が少し薄かったこと。そのため、スポンジと生クリームの味が強く感じられてしまいました。イチゴの旬の時期にもう一度食べてみたいケーキです。

モンブランは栗の風味が豊かで、かなり上品な味わいで、和三盆を使ったケーキは、和風スイーツを得意とする辻口氏ならではの独特のおいしさでした。

そして、モンサンクレールはナッツがたっぷり使われたケーキで、チョコレートとクリームとのバランスが絶妙で、エスプレッソによく合う濃厚な味わいで、また食べたいと思わせる味で、さすがお店の名前のついたケーキだなと感心しました。

辻口氏の展開するいろいろなスイーツの原点が感じられるお店でした。

モンサンクレール
モンサンクレール　食べログ

甘露さん／女性／年齢：40代／東京在住、アラフォー世代に突入し、肩の力がやっと抜け、気分的には一番のんびりと毎日を過ごしています。おいしいものが大好きで、料理の腕を上げたいと日々研究中です。散歩やホームシアターで映画を観ることで、日々のストレスを解消しています。