セブ島暮らしの10ヶ条
奥様が一番えらい、親族と距離置く、日本人との交流に注意する、近所付き合いが大変、楽しく暮らす秘訣、などセブ島暮らし10ヶ条を紹介します。

セブ島暮らしは親族と距離を置く

2013/08/22

セブ島で暮らす場合は、親族とある程度距離を取る必要があります。親族が近くにいる安心感から、同じエリアに住居を構える場合が多いのです。確かに、日本人からすればセブ島に日本の親戚がいるわけでなく、頼りは奥様とセブ島の親族になります。

初めの内は、様々な経験を積む為に親族のサポートが役に立ちます。家主との交渉・電気代の支払い方・水道代の支払い方・ガスボンベの買い方・ショッピング等、そして、VISAの更新や現地運転免許の取得方法など、結構頼りになります。

親族のエリアにアパートを借りた友人と、自宅を建ててしまった友人の話を書きます。
親族のエリアにアパートを借りた友人の場合。この友人は日本で2人のお子様に恵まれ、セブ島移住後に3人目の子供を授かっています。アパートは2LDKで家賃5000ペソ(1万円)アップタウンまで10分の距離にあります。奥様は家族の長女で、親族の実家まで30分掛かりません。

当初は家族が訪問しても快く接待していました。しかし、家族に仕事が無く妹をメイドとして雇うことにしたのです。朝6時から夕方6時まで、3食付で月に3000ペソ(6000円)は、通常の2倍です。しかし、朝は7時過ぎに来て何もせず朝食を食べます。その後庭の掃除をしてソファに横たわり、テレビを観ています。昼のランチを食べ終わったら2時間昼寝して、夕方4時には帰ってしまうそうです。友人は怒って妹をクビにしましたが、妹をメイドで雇う考え方が間違っています。その後も、母親が米代やバイクの修理代を借りにきたり、妹が大学に行きたいから学費をサポートして欲しい等、相談が次から次にやってくるそうです。

或る日、妹と母親が遊びに来て帰った後、年金を入れた封筒からお金がなくなり、デジカメとビデオもなくなっていたそうです。これには、奥さんも切れ警察を連れて実家に行きました。実家から日本円が見つかりましたが、デジカメとビデオは換金されていました。そして、1週間後にゲートに囲まれ親族でも入り込めないアパートに引っ越しました。

親族のエリアに自宅を建ててしまった友人の場合。親族のエリアに自宅を建ててしまった友人の場合は、アパートを借りた友人より最悪でした。何しろ、自宅を分解して引っ越す訳にもいかず、疎遠になった親族の近くで生活しなければなりません。

奥様は旦那様と親族の板ばさみになり、家族を最優先するフィリピンの感情から離婚の危機を迎えます。

私は友人にアドバイスをしました。
「今の自宅を売りにだし、親族が安易に訪問できないエリアに引越しなさい。」
「フェリーか長距離バスを利用しなければ訪問できないエリアがベストです。」
「何故ならば、訪問する交通費が無いからです。」

友人は、セブ島からフェリーで5時間、長距離バスで6時間かかる、学園都市ドマゲッティ市に引っ越しました。自宅を売った資金で中古の住宅を購入し、68歳ではじめて女の子を授かっています♪

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。