自然を楽しむアウトドア
地球って素晴らしい。自然と一体になる特別な体験。

八幡平/日本百名山なのにハイヒールで登れる山

2010/06/09

八幡平風景

八幡平風景

八幡平内の八幡沼

八幡平内の八幡沼

岩手県と秋田県の県境にある、なだらかな約40もの火山で成り立っている八幡平。標高は1,613mとそれほど大きな山ではないけれど、火山起源の湿地や沼が綺麗と有名です。さらに、その畔にはワタスゲやニッコウキスゲなどの高山植物が咲き誇っており、それを実際に見ると自然の雄大さを思いっきり見せつけられている気分にさせられます。

八幡平の魅力の一つとして、頂上を目指すには30分から5〜6時間までかかる豊富なトレッキングコースがあります。山頂近くまでアスピーテラインという車道が通じているため、レストハウスまで車もしくは観光バスで上り、そこから山頂を目指し歩きだすと約30分で到着することから、地元の人にはハイヒールでも登れる山なんて呼ばれていますし、実際にハイヒールで登っている観光客もたまに見かけます。その代わり、茶臼岳や安比岳など多くの山が連なっているため縦走コースなどもあり、登山玄人でも楽しめるため、八幡平ファンは多いと思います。それから、たった30分で山頂に着けるとはいえ、そこから見える景色は日本百名山に選ばれているだけあって、絶景で八幡平の風景を一望でき、麓の緑が広がる田畑や、近くにある岩手山はさらに雄大に見えます。

八幡平に来たら忘れてはいけないのが、温泉も多いということです。藤七温泉や蒸ノ湯温泉(ふけのゆ)、温泉のある建物から少し歩くと火山地獄が見られる後生掛温泉や、北投石で有名な玉川温泉などその他多くの温泉があり、それらを八幡平温泉郷と呼んでいます。どこの温泉でも、そこで湧き出している温泉で作られた美味しい温泉卵が販売しているので、温泉に入ったあとは牛乳も良いですが、その温泉卵を食べるのが私はお気に入りです。

春にはヒナザクラが咲き、夏には多くの高山植物が咲き、秋には紅葉が、冬には雪景色が綺麗で、たくさんの楽しみ方を持ち、たくさんの顔を持っている八幡平。自分のペースで山を登り、自然を楽しんだあとには是非、温泉にも入って八幡平を満喫していってもらいたいものです。

ライタープロフィール

ヒットさん/女性/年齢:20代/東京都在住、ウインタースポーツ・モータースポーツが好きな20代女子です。粉物の食べ物や、スイーツが好きで良く食べに行きます。お酒にも目がないのでいろんな銘柄・種類に挑戦中です。