中国で教えられたこと
中国滞在(7年)のヤンヤンさんが中国で教えられたことを紹介します。

「中国人だから」という考え方

2013/11/25

日本に住んでいると、「中国人は・・・」とか「○○人は・・・」という話方をよく耳にします。例えば、「中国人はマナーが悪い」とか、「中国人は犯罪をよく起こす」とか、まるで中国人全てがそうであるかのような言い方をすることがあります。また、中国人を下に見るような言い方をされることも時々耳にします。

逆に、中国にいると、「日本人は・・・」というふうに、日本人みんながそうであるかのように言われることもありますし、差別的な表現を使われるときには本当に胸が痛みます。

日本にずっと住んでいた頃は中国人を見下すような発言を耳にしても別段気にすることはありませんでした。どこかで日本人と中国人が違う人間であるかのように思っていたように思います。

しかし、自分が中国に来て実際に中国という国を見、そして中国人と付き合ってみて人間として基本中の基本である事実を知りました。

それは、「日本人にもいい人と悪い人がいるように、中国人にもいい人と悪い人がいる」ということ、「日本人も中国人も同じ人間」であるということです。当たり前のことすぎて今まで気づかなかった自分がとても恥ずかしいのですが、昨今の尖閣の問題や、韓国との竹島の問題などを見ていると、その当たり前のことを分かっているようで本当は理解していない人がとても多いことを感じます。

先日の尖閣問題で半日デモが激しかった時期に、ある中国人が私に聞きました。「日本は中国を攻撃するの?」と。聞かれた瞬間、とても悲しくなりました。一日本人として、私が中国を攻撃することはないでしょう。でも、日本がもし中国を攻撃すれば、私は攻撃した側の人間にいとも簡単になってしまうのです。

同じ人間であるのに国が違うというだけで人と人の間に線が引かれてしまうというのが現実のようです。

もっと世界中の人が自分の国以外の人と触れ合う機会が増えて、国が違う人間も同じ人間だということに気づけば、きっと国同士のけんかはなくなるのではないだろうかというような気がしています。

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ライタープロフィール

はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。