人生最悪の瞬間
今まで生きてきた中で最悪だったときはどんなとき?人生最悪の瞬間を紹介します。

悪質業者に務めてしまい、生活ができない…

2013/05/16

自分が生きてきた中で、最悪の時期というものがありました。というより悪質な業者に引っかかってしまった…ということかもしれません。便利屋という会社で働いていたのですがその時の出来事です。また、ここに書かれているのは悪質な便利屋ですので、全てがそういうわけではありません。たまたまそこに行ってしまったというものでしょう。

便利屋業にアルバイト
当時無職だった自分はネットでアルバイト先を探していました。その中で、なぜ辿りついたのかは覚えていませんが「便利屋」があったので試しに連絡してみたのです。すぐに返答が返ってきて面接をすることに。その場で採用が決まったのですが、通常そこではスポットというアルバイトしか雇っていませんでした。スポットというのは依頼があった時にだけ働き、日給で給料をもらうというものです。便利屋では毎日必ず仕事があるわけではないので、このスポットとして登録するのがお互いに都合が良いのです。ですが自分は無職ということもあり、「毎日会社に来てくれれば、給料は生活できるだけしっかりと払うよ」ということを言われました。それであれば是非ということで毎日通う日々が始まったのです。

便利屋業の実態
便利屋というのは会社によって大きく仕事が異なります。水道関係に強い、リフォームに強い…などなど通常は得意ジャンルがあるものです。もし得意ジャンルがない場合は、"処分"がメインになってくるでしょう。処分とは家の家具や全て一式などを処分するものです。いわゆる汚部屋を一層したり、亡くなった方の部屋を処分したり…ということになります。ただ、通常は一般ごみ(生ゴミなど)は処分をすることは許可上することができません。なので処分として一般ごみを受け取っている場合は、その後は会社で処分という形ではなく、個人として捨てているのが実態です。

支払われない給料
会社に行って様々な事務作業をしたり、来た依頼を手伝っていたりしていたのですが、なぜか毎月の給料がなく、スポットの分だけ…。一度に3千円とかで、それが週に3-4回なのでとてもじゃないですが生活できません。当然、家の電気なども止まってしまいました。それを社長に相談すると、「会社に住みこめば良いじゃん」という話に。確かに会社ではありますが、仕事場がアパートの一室なので住むことはできます。現状では、戻ってもすぐに他の仕事を探すのが難しいので続けることにしたのです。ですが、ここで仕事を続けていたのが間違いでした。一度も月給を支払われることがなく、数回数千円の支払いだけ。何度か辞めるという話をしても、「もうすぐ大きな仕事が来るから大丈夫」と言いくるめられてしまう形でした。結果として住み込みから逃げ出し、なんとか親にお金を借りて生活を立て直すことに。

今となれば笑い話だけど…
今思えば、住み込みになる前にそんな怪しいところは辞めておくべきだったのに何故しなかったのか自分でもよくわかりませんが、相手の言い方が上手かったというのもあると思います。本当だろうか…?と思う部分は多かったのですけども。これからはすぐに人の言うことを信じてはいけないな…と思った、ある意味勉強になった時期でした。これを見ている皆さんも、気をつけてくださいね(笑)

ライタープロフィール

浅瀬ハマグリ/男性/年齢:30代/北海道在住/とにかく色々なことを経験したい、という気持ちで様々な仕事をしているうちに、気づけばちょっと特殊な仕事などもしていました。そんな経験を面白おかしく紹介できたらと思います。