家庭菜園のすすめ
家庭菜園の面白さ、土作り、肥料、土地の有効利用、害虫駆除、役立つ道具など、農業経験者の秋山さんが家庭菜園の魅力を紹介します。

ゴミを使った肥料とは

2013/10/24

野菜を作るには色々な肥料が必要です。私が普段利用しているのは、鶏糞や牛糞といった肥料を使っています。鶏糞を撒く事で野菜に栄養を与える事が出来、野菜を作る際には欠かせない肥料です。また牛糞の場合にはお米作りには欠かせない肥料で、鶏糞とは違い栄養素が高く、土をパワーアップさせてくれる肥料です。

肥料も難しく、力のある牛糞を普段から使えばいいのでは?と思うのですが、日常から牛糞をあげると効き目が強すぎてしまい、野菜が枯れてしまう事があり、日常肥料をあげるのは鶏糞が良いようです。また化学肥料をあげる事でバランスよく栄養を与える事が出来、化学肥料はいわゆる栄養剤のような効果があります。

化学肥料は確かに優秀ですが、化学肥料はあまり体には良くないとされており、嫌う方も多く居ます。化学肥料を使わずに肥料を使いたい方は、自分で堆肥を作る事をお勧めします。よくある堆肥の作り方は、生ゴミを使った方法です。

通常生ゴミは捨ててしまいますが、穴を掘って生ゴミを入れて発効させると堆肥に変わります。もちろん生ごみだけでは堆肥にはならないので、生ゴミが発酵しやすいようにヌカや鶏糞、牛糞、草木を燃やした灰なども混ぜて熟成させます。堆肥の作り方は人によって違い、色々バランスを考えて堆肥を作ります。出来上がった堆肥を土に混ぜる事で土に栄養がいき、野菜が育ちやすい環境になります。

土に栄養がある事で野菜が多く実ったり、美味しい野菜が出来るので堆肥の存在は重要です。農家で言う堆肥は言わばラーメン屋さんのスープのような存在です。各農家さんでも作り方は違いますし、上手に堆肥を作れば野菜を美味しく作る事が出来ます。家庭菜園でも自分で堆肥を作っても良いですし、スペースが無いようでしたら、ゴミ袋に堆肥成分を入れて作ってもいいかもしれません。同じ場所で野菜を作っていると土も枯れてしまい、野菜が育たなくなってしまいます。堆肥を入れてあげる事で同じ場所でも美味しい野菜を作る事が出来るので、野菜作りに慣れてきたら堆肥を作ってみましょう。

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ライタープロフィール

秋山学さん/男性/年齢:30代/群馬県在住/ライター歴約9年位です。今までに男女問わずライターをさせていただき、ジャンルを問わないライターを心がけています。