農機具の選び方
「耕運機の選び方」「鍬や鎌の選び方」「草刈機械の選び方」「チェーンソーの選び方」「肥料作りの道具について」「農業道具の揃え方について」など農業経験者の秋山さんが農機具の選び方を紹介します。

除草剤散布機の選び方

2014/07/22

野菜を作る上で雑草は永遠の敵です。草の影響により野菜が育たない事もあるので、なるべく草が生えないように心がける必要があります。草を手で刈るのもいいですが範囲が広かったり、野菜をしばらく作らないような所では除草剤を蒔く事で簡単に草を退治する事が出来ます。

除草剤には農耕地用と非農耕地用があり、野菜を作る所には農耕地用の除草剤を蒔く事で土を傷めずに除草剤を蒔く事が出来ますが、効果が弱い点がネックです。反対に非農耕地用に関しては効果が強いメリットがあるのですが、土を傷めてしまうデメリットがあり、私はこの2種類を混ぜて使っています。無農薬野菜を作る方は除草剤を使う事は厳禁ですが、草が生える時期にはそんな悠長な事を言ってられないので、私の場合は除草剤を使ってしまいます。

除草剤を蒔く機械には大体3種類あります。一般的にはホームセンターなどで売られている「白いポンプ式の除草剤散布機」で値段も2000円位で買える品物ので人気の商品ですが、この散布機には除草剤を入れる量が少なく小まめに補充しなくてはいけない点や、すぐに壊れてしまう作りになっているので、農業を本格的にやっていこうという方はあまりお勧めは出来ません。購入するなら肩から背負う除草剤散布機の方が量も性能も良いのでこちらをお勧めします。有名な所では「桃太郎」という商品名の散布機があるのですが、私も長年愛用していますが壊れる事もなく重宝しているのでお勧めです。

また「じょうろ」を使う事もお勧めします。一度除草剤を入れてしまったらそのじょうろは除草剤専門として他で使う事が出来ませんが、範囲が狭い場所に除草剤を蒔くにはじょうろが向いており、背負うタイプをいちいち利用したくない方はじょうろで代用するのも良いでしょう。

ことわざに「安物買いの銭失い」という言葉がある通り、中途半端な物を購入すると損をしてしまう事もあります。肩から背負うタイプは若干高いですが長年使用する事も出来ますし、どんな場所でも代用が利くので農家をやるなら購入する事をお勧めしますね。

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ライタープロフィール

秋山学さん/男性/年齢:30代/群馬県在住/ライター歴約9年位です。今までに男女問わずライターをさせていただき、ジャンルを問わないライターを心がけています。